うるま市高江洲にある、
『健康美にこだわった空手サロンRIN STYLE』です。
年が明けて早3週間が経ち、
時の流れの速さを実感するととに、
相変わらずの新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るっています。
コロナに負けず、
皆様の健康が維持できますよう、
心から願っております。
先日、うるま市商工会さん主催の研修企画として
沖縄ライフサイエンス研究センターへ
先進企業の視察をさせて頂きました。
沖縄ライフサイエンス研究センターは、
沖縄県がバイオ・ライフサイエンス分野の科学技術の振興と
産業化を目的に設置した
県内初のP2レベル(BSL2)対応のレンタルラボです。
今回は、その中にある研究施設、
(株)AVSSさんの研究所を視させて頂きました。
社会問題を引き起こしている感染症などの原因ウイルスを
安全に取り扱う研究者や設備不足により、
製薬業において新規抗ウイルス剤開発を進める環境が整備されていない現状を改善するため、
ウイルス性感染症の新規薬剤開発における問題解決の一助となる、
種々の薬剤の抗ウイルス活性の評価を受託している企業です。
HIV、インフルエンザウイルス等生きたウイルスを直接取り扱っており、
最近では、新型コロナウイルスの感染検査も行っています。
施設内では、P2レベル(BSL:バイオセーフティレベル)の研究室があり、
その中でPCR検査等、ウイルスに対する研究や検査方法を
視させて頂きました。
P2レベル(バイオセーフティーレベル2)の研究室へ。
バイオハザードの警告が貼られています。
※実験室のレベルとしてP1〜4、病原体のBSL(バイオセーフティレベル)としてBSL1〜4とあり、数値が上がるにしたがい安全性、リスクともに高くなります。
現在猛威を振るっているCOVID-19や、季節型インフルエンザウイルス等は、このBSL2レベルで取り扱っています。
P4、BSL4レベルとなると、エボラ出血熱やラッサ熱等の致死率が高いものの扱いとなります。
安全キャビネットにて検体を取り扱います。
P2レベルはこれの設置が必須となります。
庫内を陰圧にして、検体が庫内から出てこないようするためのシステムです。
10年以上、医療専門職として従事し、
感染対策にも関わっていた経験から多少の知識はあったものの、
実際の検査を行う研究室へ入るのは初めてだったため、
とても勉強になりました。
視察しお話を伺う中で
ウイルスや感染症に対して、
新しい治療薬やワクチンの開発はもちろん大切なことですが、
社会における感染症に対する正しい認識を高める事が
極めて重要なことだと改めて感じました。
私たち1人ひとりが、
ヘルスリテラシーを高める社会をつくるための環境づくりを
進めていく必要があると思います。
まだまだ終息が見えないコロナパニックですが、
基本的な感染対策は徹底するとともに、
正しい知識や情報を得ることで、正しく恐れることができ
予防・対策につながるのではないかと思います。
今回の研修を通じて、
私にできることを今一度見直して、
また皆様の健康づくりに還元できたらと思います。
この度、企画して頂いたうるま市商工会の皆さん、
視察を快く受け入れて下さった(株)AVSSさんありがとうございました!