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重心と安定性①

おはようございます。

 

うるま市高江洲にある、

 

『健康美にこだわった空手サロンRIN STYLE』です。

 

 

本来なら、今頃は東京オリンピックが開幕していたはずでしたが、

 

世界中のコロナパニックによる影響でまさかの延期。

 

事態が収束しない限り、来年の開催も不安が残りますね(-_-;)

 

全国的に再び感染者が増加している状況のため、

 

基本的な感染予防対策(マスク、手洗い、うがいなど)をはじめ

 

自己免疫力を下げないように規則正しい生活習慣を

 

普段から心がけていきましょう。

 

何よりご自身、周りの大切な方々の

 

健康を第一に考えた行動をとられて下さい。

 

今回は、『重心と安定性』についてお話します。

 

 

スポーツの場面などではよく聞かれるかと思いますが、

 

健康なカラダづくりにおいても、

 

『重心(Center of gravity)』を知ることは大切です。

 

身体重心は、以下の3つの要因で規定されます。

 

1.身体がすべての方向に自由に回転できる点

 

2.身体各部の重量が相互に平衡である点

 

3.矢状面(横から見た面)、前額面(前から見た面)および水平面(上から見た面)の3つの基本面が交差する点(図1)

 

人体のように各種の姿勢で形が変わると重心も移動します。

 

重心は、立位姿勢で床から計測して、

 

男性で身長の約56%、女性で約55%くらいの高さにあり、

 

解剖学的には第2仙椎のやや前方で中心線上に位置しています(図2,3)。

 

図1.立位姿勢における重心線の各部位の配列

図2.身体重心と支持基底面①

図3.身体重心と支持基底面②

一般に男性と子供の重心は女性よりもやや高い位置にあります。

 

特に小児では、

 

重心が高位置になるため、立位姿勢保持が不安定です。

 

また姿勢・格好によっては重心は人体の外側にはみ出してしまうこともあります。

 

重心は『身体の安定』に関与し、重心を移動させるということは、

 

『身体の不安定』即ち『身体を動かす』ということになります。(図4,5)

 

図4.重心と安定性

図5.支持基底面の広さと安定性

一見、健康なカラダづくりにおいてはあまり関係なさそうですが、

 

重心を知ることで、カラダをより効率よく動かすことになり

 

結果的にケガ予防や太りにくいカラダをつくることができます。

 

ご参考になれば幸いです。

 

次回は、運動の中での重心のとらえ方をご紹介します(#^^#)